本記事はLIFULL Advent Calender2018 9日目の記事になります。
「サウナ駆動開発」という言葉を聞いたことがありますか? おそらくほとんどの人はないと思います。 なぜなら私が最近思いついた言葉だからです。
本稿ではサウナという施設で開発作業を行うことの効能について論じてみたいと思います。
サウナを備える温浴施設(温泉、カプセルホテル、銭湯など)においてPCを持ち込み、日がな一日開発を行う行為のことをさします。
一般的なコワーキングスペースで開発を行うのと異なり、「サウナ」→「開発」→「サウナ」というループを繰り返すことにより、キーボードを打鍵した疲れが瞬時に癒され、「このまま無限にコードを書き続けられるのではないか!?」という錯覚に陥るほど、集中力の奥深くに入り込むことが可能となります。
温浴施設においては、通常のコワーキングスペースであればオープンなデスクや個室などを利用するところを「休憩スペース(リクライニングチェアが無数に設置された部屋)」を利用して開発を行います。 最近ではWi-fi完備はもちろん、リクライニングチェアにコンセントが備え付けられている施設も多く、コワーキングスペースと遜色ない仕上がりの施設が多くあります。
施設によってはリクライニングチェア横に備え付けられている呼び出しボタンでハイボールを注文しながら開発を行えることもあり、飲んだくれエンジニアにとっては天国のような様相を呈していることもままあります。
また、開発を行った後にサウナというご褒美が待っていることを考えると、多少の肉体的な無理をおしてもキリの良いタイミングまで集中しきろうというモチベーションが湧きます。
都内で開発を行うには随一の施設だと思います。地下の休憩スペースではテーブル席やカウンター席があり、電源も備え付けられています。またリクライニングチェアも相当数用意されており、そちらで開発を行うこともできます。
2018年11月、横浜にあるスカイスパが「コワーキングサウナ」としてリニューアルしました。 11月13日にはTokyo Sauna Work Design Weekと題するサウナ好きによるイベントも開催され、大いに盛り上がっていました。
リニューアルしたスカイスパの様子
「人間は深い集中に入るのに、平均23分かかる一方で、現代人は11分に一回の頻度でメールやチャット、同僚の相談に対応しています」というメッセージからこのスカイスパのコンセプトが読み取れます。
ブロワーを使った爆風ロウリュで有名な施設です。 12/08(土)に行われた【初心者歓迎】サウナーエンジニアの会 Vol.1 真面目にもくもく時々サウナというイベントにて初利用し、本ブログもその場でモクモク開発しました。
本ブログを作るにあたってGatsbyJSとNetlifyCMSを利用しました。 JAMStackなCMSを簡単に作れるということで一部界隈で話題になっていたのでいつか試してみたいなと思っていたので、Adventカレンダーを書くにあたり、ブログの構築に利用してみました。
以下、簡単にGatsbyJSとNetlifyCMSについてご紹介させていただきます。
GatsbyJSとは静的サイトジェネレータの一種です。内部的にはReactが使われており、各コンポーネントを修正することにより、サイトのカスタマイズを行うことができます。
高機能な静的ホスティングサービスNetlifyが提供する、CMS用の管理画面まで備わっているのがNetlifyCMSです。
NetlifyCMSではGithubで認証したのち、わずか2クリックでブログシステムの雛形が立ち上がります。
初期設定時に静的サイトジェネレータとしてGatsbyJS、Hugo、middlemanの3種類が選択できるようになっており、今回このブログを作るにあたっては前述のGatsbyJSを利用しています。
以下、NetlifyCMSで使用できるようになる管理画面です。WordPressを使用したことのある人ならば違和感なく使い始められるUIだと感じました。
また、以下はstatic/admin/config.ymlにて
publish_mode: editorial_workflow
と追記することで使用可能になる下書きモードです。
下書きの校閲はワークフローで行う。変更内容がReadyに移動された段階でmasterブランチにマージ可能になる。
etc...
他にもたくさんいきましたが、書ききれないのでまた別途個別に紹介させていただけたらと思います。
いかがでしたでしょうか? サウナの効用は万人にとって効果があるわけではないかもしれません。 しかしあなたがサウナから出て水風呂に我慢して入った際に、ある時ふと、 「あれ、いつまでも入っていられるぞ!?」という感覚を覚え始めたら、 あなたも見事サウナーとしての一歩を踏み出したと言えるでしょう。
2019年も、、、温冷交代浴でととのうぞ!!